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「オフィーリアの歌を辿って… イギリスバロック狂乱歌の歴史」

 投稿者:VOC事務局  投稿日:2009年 3月27日(金)00時27分4秒
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  レクチャーコンサート
「オフィーリアの歌を辿って… イギリスバロック狂乱歌の歴史」
  ─ ヘンデル没後250周年・パーセル生誕350周年記念 ─

【東京】
 2009年4月16日(木)18:30開場 19:00開演
 東京オペラシティー 近江楽堂
【名古屋】
 2009年4月18日(土)13:30開場 14:00開演
 名古屋電気文化会館 イベントホール
【関西】
 2009年4月20日(月)18:30開場 19:00開演
 高槻現代劇場3F レセプションルーム

 パーセル:「狂乱のべス」
 ヘンデル:「ああ、スティクスの亡霊が」
      オペラ《オルランド》より
 バード :「ウォルシンガムの歌によるファンタジー」
      《フィッツウィリアムコレクション》より
 ケイリー:カンタータ「神よ!これには耐えられぬ」

 チケット発売中: 前売 3,000 円・当日 3,500 円


“愛しい人はもういない、逝ってしまった・・・”

シェークスピアの四大悲劇のひとつ『ハムレット』の中で、恋人の不運に正気を失ったオフィーリアが歌うシーン。このシーンは劇中のハイライトであるばかりではなく、その後の劇場史に大きな影響を与え、音楽史上においても「狂乱歌」というひとつの原型を打ち立てることになりました。

現在では「愛に狂って歌う」という主題はともすれば19世紀イタリアオペラに顕著に見られるものと定義されがちです。しかしこの主題はオフィーリアの例に見るように初期近代のヨーロッパで既に確立された伝統的なものでした。特にイギリス演劇では『ハムレット』以降、17・18世紀を通して様々な「狂乱歌」が使用され、そしてこの分野に最大の貢献をしたのがヘンリー・パーセルだったのです。しかしながらバロック時代のイギリスにおける「狂乱歌」はこういった劇中歌だけを指すのではありません。18世紀初頭ロンドンでイタリアオペラが流行すると、ヘンデルが16世紀イタリアの叙事詩『狂乱のオルランド』に題材を得たオペラ《オルランド》を発表しています。この他にも時代を通して、カンタータ、あるいは声楽曲から派生した器楽ファンタジアまで、実に多様な楽曲形態において「狂乱」という主題が繰り返されています。つまり、この特異な音楽分野の変遷を辿ることによってイギリス音楽文化史の片鱗にも触れることが出来る、と言っても過言ではないでしょう。

2009年は奇しくもパーセル・ヘンデルにとって重要なアニバーサリーにあたります。これを記念するこのコンサートは、パーセル・ヘンデルの作品のみならず様々な「イギリスバロック狂乱歌」を生演奏と解説で紹介し、当時の文化のアンソロジーを構成していきます。最新の学術的研究を生かし、日本では初演となる楽曲も含めたプログラムは、古楽器を使用して当時の演奏様式に沿った形で再現され、また演奏に伴ってイギリスにのみ現存する関連史料や絵画などもスライド映写でご紹介します。
 
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